拝啓 宇宙人さま
このブログを読むことが出来ている宇宙人の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
最近は肌寒い日が続きます。
また、流行りの感染症も御座いますから、お身体には充分ご自愛ください。
ところで、以前、『フランダースの犬』の1話と最終話だけを無料で公開するというイベントに、鬼か。といったようなコメントが寄せられておりました。
確かに、楽しげな日常から主人公の死へと突然のスカイダイビングを繰り広げてしまっては、その発想に鬼の烙印が押されることも、やぶさかではなないのかもしれません。カンダタもびっくりであります。
そもそも、物語とはその始まりと終わりさえ知ってしまえば、全て分かったと言ってよいのでしょうか。
全てのものには必ず始まりと終わりがあります。
面白いのは確かに始まりと終わりの部分なのかもしれません。
あるいは、ピークエンドの法則なんて言われていますように、途中の面白い部分と最後だけ見てしまえばそれで満足できるのかもしれません。
けれども、人生を始め全ての物語には遍く面白い部分もあれば、1日中ベッドに寝転がっているようなつまらない部分も存在するのです。
三浪が始まった当初、私の胸は不安で一杯でした。と言いたいところですが、楽観的すぎるあまり殆ど気にしていませんでした。何とかなるやろ、と僕の人生、桃太郎電鉄でした。
予備校に入ってしばらくすると、担任との面談が開かれることになりました。遅刻魔の僕は、当然の如く遅刻して行ったその面談で、悩み事を聞かれた際に、満員電車が嫌すぎます。と伝えました。それは我慢してもらって。と言われたのを思い出します。教室で人との距離が近い。とも言いました。それも我慢してもらって。と言われました。
話は変わって、リスニングの対策はしてますか?と聞かれました。洋画を観ています。字幕で。と言ったら鼻で笑われました。悩みに、担任が馬鹿にしてくる。が一つ追加されました。
因みに、この面談の最中、担任の職員の方が、浪人は人から遅れている訳ではないから。と浪人を肯定する話をしてくださった際、それに乗じて面談に遅刻したことも許してもらっちゃいました。
多浪やったね♪
このように、僕は当時、こんなピークでも何でもないような多浪の日常をつらつらとブログに書く予定でいました。
けれども、飽き性のあまりそれも叶いませんでした。そもそも多浪が自分との決まり事守れるわけないじゃんね。ラジオを聴くじゃんね。ところで静岡県民は静岡のことをしぞーかと発音するそうです。かわよいね。
そんなダメダメクレヨンしんちゃんな私も来年から、3回目の大学1年生を始めることになります。
学生証は3枚目となり、私の人生も3枚目です。
歌舞いて歌舞いて歌舞いています。
最後に、著者の怠慢のあまり、始まりと終わりしか知ることを許されなかった、交信に成功した宇宙人である読者の皆様には、この場を借りて謝罪の意を表明したいと思います。すみませんえんジャコウネコのうんち。
このブログも私の浪人生活が如く長々となってしまいました。
全てのものには始まりがあり終わりがあります。
つきましては、このブログも以上の報告をもって終わりとしたいと思います。
お元気で。
ソウソウ ヨウヨウ